精神科医療が目指すもの-変転と不易の五〇年(精神医学の知と技)

吉松和哉(式場病院)
四六判 上製カバー付
316頁
定価: 3,520円 
在庫: 在庫なし
ISBN: 978-4-521-73179-7

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精神科医として50年をすごした著者が,精神医学の歴史や精神医学的考え方を通して,日本という国のありかたを問う一冊.
第一部「自分の人生史と時代背景」では,精神科医療が時代の影響を強く受けることを実感として考察.
また第二部の「精神の病をめぐって」の統合失調症の項では,夏目漱石の『こころ』をサブテキストに統合失調症論を展開するなど,著者独自の視点から「精神科医療」の過去・現在・未来を語る.

目次

第一部 自分の人生史と時代背景 
 精神科医になるまで
 精神科医の新人時代
 都立墨東病院神経科医長時代
 海上寮療養所院長時代
 東京都精神医学総合研究所時代
 信州大学教授時代
 大正大学大学院時代
 式場病院院長時代

第二部 精神の病をめぐって
 統合失調症について
 うつ病および躁うつ病について
 性格学的視点の重要性および「てんかん」について
 神経症圏の心の病について
 人格障害について
 発達障害という概念をめぐって
 心身問題、そして心脳問題について
 
<巻末付録>年表 日本近代化のあゆみ