アルコール・薬物依存症の看護(精神看護エクスペール)

編集:松下 正明(東京都立松沢病院)
総編集:坂田 三允((社)日本精神科看護技術協会)
定価: 2,860円 
在庫: 在庫有り
ISBN: 4-521-60271-1

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アルコール・薬物などの依存症患者にかかわる看護師は、ときに疲労し、絶望的な気持ちになることもある。
患者を理解し看護を意義あるものにするためには、依存の形成過程や要因を押さえ、看護のポイントを知ることが大切である。
本書には、それらの実践的な知識に加え、回復者や自助グループの成功談なども盛り込まれており、看護の視点から患者を多角的に捉えた内容となっている。

目次

第1章 アルコール依存症
 1 疾患の理解 (洲脇 寛)
   疾病概念
   臨床診断-ICD-10
   アルコール依存症の成り立ち
   経過と予後に影響する諸因子
   飲酒実態とアルコール依存症の発症頻度
   アルコール関連問題の広がリ-予防と早期介入の視点
 2 治療と看護 (工藤 正)
   アルコールとは
   アルコール依存症者数
   アルコール関連問題
   急性アルコール中毒症状の治療と看護
   離脱症状の治療と看護
   依存症の治療と看護
 3 再発予防と社会復帰-アルコールが身近にある場での断酒継続
  家族援助 (世良守行,宮坂祐子)
   地域のアルコール依存症
   再飲酒
   回復
   アディクション・アプローチを含む家族援助
   家族の会
   家族連鎖とAC
  AAの活動 (野﨑)
   AAとは
   AAグループ
   AAの目的
   メンバーになるには
   AAミーテイングと運営の費用
   12のステップとは
   12の伝統とは
  断酒会の活動 (田所溢丕)
   日本的断酒会の誕生-アメリカのAAを手本に
   全断連の現況
   断酒会活動の基本:例会・体験談
   会員への対応
   全断連の今後の課題
 4 予防のための啓発活動
  学校におけるアルコール教育
   現状と問題点 (鬼頭英明)
   学校教育の実際 (鈴木由子)
  保健所における啓発活動の実際(伊藤史子,山田美和子,姫野典子)
   予防活動の重要性
   3段階に分類した保健所の啓発活動
 5 早期発見のための諸機関の連携-アルコール依存症のプライマリ・ケア (樋掛忠彦)
   プライマリ・ケア医のアルコール問題対応の現状
   プライマリ・ケア医の役割
   介入・治療
   連携医療とネットワークづくリ

第2章 薬物依存症
 1 疾患の理解 (奥平謙)
   薬物依存の現状
   薬物依存の形成過程と要因
   依存の型とその特徴
 2 治療と看護 (堀 源治)
   急性中毒症状の治療と看護
   入院形態
   離脱期の治療と看護
   渇望期の治療と看護
   リハビリテーション・プログラム
   自助グループ
   薬物依存症者の人格傾向と看護のポイント-調査結果からの考察 (大澤 栄)
 3 再発予防と社会復帰
  グルクの活動 (森田邦雅)
   ダルクが誕生するまで
   ダルクの目的
   ダルクの特徴
   ダルクの活動内容
   今後の展望
  回復者からのメッセージ (倉田めば)
   私が薬物を使い始めたきっかけ
   薬物乱用から薬物依存ヘ
   薬物をやめようとして失敗した方法の数々
   回復者からのメッセージ
   病院から治療共同体ヘ
   おわりに
 4 予防のための対策
  行政から (矢島鉄也)
   薬物乱用対策の現状
   疫学調査
   普及啓発
   相談指導
   医療体制
   研究体制
   人材育成(薬物依存臨床看護研修会)
   乱用防止のための法的対策
   おわり|こ
  教育の現場から
   現状 (鬼頭英明)
   問題点
   学校教育の実際 (鈴木由子)
  医療からみた対策 (梅野 充)
   一次予防
   二次予防
   三次予防

索引