内部障害作業療法学 呼吸・循環・代謝 15レクチャーシリーズ 作業療法テキスト

責任編集:野田和恵(神戸大学)
総編集:種村留美(神戸大学)/石川 朗(神戸大学)
212頁 写真・図・表:約250点
A4 並製
定価: 2,860円 
在庫: 在庫有り
ISBN: 978-4-521-74794-1

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作業療法の主な対象である運動器疾患や神経疾患に加えて、呼吸器や循環器疾患、糖尿病などの代謝疾患(内部障害)を併せもつ患者に遭遇する機会が増えている。
本書では、作業療法士がなぜ内部障害を学ぶ必要があるのか、内部障害を理解するうえで必要な解剖・生理・病態の基本知識から作業療法介入の実践方法、リスク管理などを解説した。
作業療法士に求められる内部障害の知識・技術をまとめた1冊

目次

LECTUE 1 内部障害作業療法総論-内部障害の概念と内部障害作業療法の必要性の理解(野田和惠)
 1.内部障害の定義
 2.日本における内部障害および糖尿病の現状
 3.内部障害の病態と作業療法の役割
 4.保健医療に関する施策と内部障害リハビリテーションの現状
 5.作業療法士が呼吸・循環・代謝(内部障害)を学ぶ必然性
 6.包括的リハビリテーションと多職種との協働
 Step up
  1.内部障害作業療法の効果
  2.身体障害者手帳と障害等級

LECTURE 2 呼吸(1)-解剖・生理・病態(石川 朗)
 1.呼吸器系の解剖学
 2.呼吸器系の生理学
 3.呼吸不全の定義と基準
 4.代表的な呼吸器疾患・呼吸器関連疾患の病態
 Step up
  1.体表解剖と肺区域の理解
  2.桂歌丸師匠とCOPD 啓発プロジェクト

LECTURE 3 呼吸(2)-評価(石川 朗)
 1.呼吸リハビリテーションにおける評価の目的
 2.進め方と評価項目
 3.医療面接
 4.身体所見
 5.運動耐容能
 6.ADL,QOL
 7.栄養
 8.画像所見
 9.その他の検査と測定
 Step up
  1.国際生活機能分類(ICF)による呼吸障害のとらえ方
  2.運動耐容能の評価指標

LECTURE 4 呼吸(3)-呼吸リハビリテーションの概要(石川 朗)
 1.呼吸リハビリテーションの概要
 2.コンディショニング
 3.運動療法
 4.ADL トレーニング
 5.栄養指導と食事療法
 6.患者指導(セルフマネジメント教育)
 7.心理的サポート
 8.環境整備
 Step up
  身体活動

LECTURE 5 呼吸(4)-作業療法(山口卓巳)
 1.呼吸器疾患患者に作業療法士がかかわる意義
 2.呼吸器疾患に対する作業療法評価の流れ
 3.呼吸器疾患に対する作業療法評価の実際
 4.呼吸器疾患に対する作業療法介入の実際
 Step up
  1.チーム医療
  2.運動耐容能と身体活動量

LECTURE 6 呼吸(5)-酸素療法,人工呼吸療法,薬物療法(玉木 彰)
 1.酸素療法
 2.在宅酸素療法
 3.作業療法中における酸素吸入の意義と効果
 4.人工呼吸療法
 5.在宅人工呼吸療法
 6.呼吸リハビリテーションにおける薬物療法の意義
 Step up
  1.鼻カニュラから吸入する酸素濃度と呼吸の深さの関係
  2.薬物療法と運動療法の併用

LECTURE 7 呼吸(6)-吸引(玉木 彰)
 1.吸引の意義および注意点
 2.作業療法士の吸引に対する許可の経緯
 3.吸引のための基礎知識
 4.吸引の実際
 Step up(石川 朗)
  1.医療機関における院内感染対策
  2.手指衛生(手洗い)の方法

LECTURE 8 循環(1)-バイタルサインとBLS/AED(内田智子)
 1.バイタルサインの概略
 2.バイタルサイン各論
 3.BLS(一次救命処置)
 Step up
  1.救命の連鎖
  2.AED使用の重要性

LECTURE 9 循環(2)-病態・心電図(井澤和大,木村雅彦)
 1.虚血性心疾患の病態
 2.心電図
 Step up
  1.患者教育と疾病管理
  2.心電図(伝導障害と補充調律)

LECTURE 10 循環(3)-心臓リハビリテーションの概要(生須義久)
 1.心臓リハビリテーションの歴史
 2.心臓リハビリテーションとは
 3.心臓リハビリテーションの時期区分
 4.心臓リハビリテーションの効果
 5.心臓リハビリテーションの対象疾患
 6.標準的な心臓リハビリテーションプログラム
 7.心臓リハビリテーションと作業療法
 Step up
  1.心不全と体組成
  2.心不全のおける骨格筋の変化
  3.骨格筋の変化の原因
  4.心不全と体重
  5.加齢や慢性疾患に伴う身体的変化

LECTURE 11 循環(4)-心臓リハビリテーションにおけるリスク層別化(生須義久)
 1.リスクマネジメント
 2.リスクの層別化
 3.情報収集
 4.フィジカルアセスメント
 5.症状や病態の評価
 6.冠危険因子
 7.心不全の増悪因子
 Step up
  1.至適運動強度・活動強度
  2.METs(代謝当量)

LECTURE 12 代謝(1)-栄養管理と血糖コントロール(木村雅彦)
 1.栄養管理の基礎
 2.血糖のコントロールと糖尿病
 Step up
  1.さまざまな栄養障害の概念
  2.低血糖時の対処

LECTURE 13 代謝(2)-糖尿病合併症(髙瀨一輝)
 1.糖尿病合併症(急性合併症と慢性合併症)
 2.急性合併症
 3.慢性合併症
 4.糖尿病患者に対する作業療法
 5.これからの糖尿病患者に対する作業療法
 Step up
  1.糖尿病と認知機能
  2.糖尿病の自己管理:インスリン自己注射

LECTURE 14 内部障害作業療法の実際(1)-呼吸器疾患(山口卓巳,渡邊雄介)
 1.COPD(慢性閉塞性肺疾患)患者への作業療法の実際
 2.間質性肺炎患者への作業療法の実際
 3.誤嚥性肺炎患者への作業療法の実際
 4.ALS(筋萎縮性側索硬化症)患者への作業療法の実際
 5.脳性麻痺患者への作業療法の実際
 Step up
  シームレスな介入

LECTURE 15 内部障害作業療法の実際(2)-循環・代謝疾患(生須義久)
 1.心不全患者への作業療法の実際
 2.心臓手術後患者への作業療法の実際
 3.糖尿病に伴う下肢動脈閉塞症患者への作業療法の実際
 Step up
  作業療法を行ううえで参考となる指標

巻末資料
TEST 試験(野田惠子)
索引