精神疾患とNIRS 光トポグラフィー検査による脳機能イメージング

編集:福田正人(群馬大学)
B5判 並製カバー
264頁 写真・図・表:127点
定価: 8,800円 
在庫: 在庫なし
ISBN: 978-4-521-73118-6

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脳活動によるヘモグロビン濃度変化を計測する光トポグラフィー検査は,2009年,「うつ症状の鑑別診断補助」として先進医療に承認された.
本書ではこの検査の原理であるNIRSの基礎から各精神疾患への応用,そして将来の展望まで詳述.精神医学分野における本邦初のNIRS専門書.

目次

序章
 はじめに

1章 NIRSの基礎
 1.NIRS発展の歴史と原理
 2.NIRSの基礎知識
 3.NIRSと神経血管カップリング
 4.NIRSデータのシミュレーション

2章 精神医学におけるNIRS
 1.精神疾患におけるNIRSの意義
 2.NIRSの神経生理学的基礎
 3.NIRSチャンネルと標準脳
 4.NIRSデータの再現性

3章 精神疾患への応用
 1.統合失調症・自閉症の前頭葉機能障害とNIRSの臨床応用
 2.統合失調症と気分障害のNIRS研究
 3.パニック障害・気分障害とNIRS
 4.気分障害とHPA系
 5.国立精神・神経センター病院におけるうつ病専門外来のNIRS研究
 6.気分障害およびPTSDにおける脳機能病態
 7.パニック障害・社会不安障害
 8.摂食障害・性格・TMS

4章 論文紹介
 1.老年期うつ病における治療前後のNIRSを用いた前頭前野血液量変化
 2.統合失調症における乱数生成,反応時間,指運動課題時のNIRS前頭葉血流所見---光路長計測の利用
 3.統合失調症における前頭葉機能障害と局所脳血液量変化に関する検討
 4.広汎性発達障害,ADHD
 5.パニック障害におけるNIRSを用いた前頭葉機能の研究
 6.Alzheimer病に対するNIRSによる評価の現状と将来の展望
 7.統合失調症型パーソナリティと半球優位性
 8.光脳機能イメージングの睡眠研究への応用---視覚野のREM睡眠時における変化

5章 NIRS検査の実用化
 1.NIRS検査法の標準化の試み
 2.多数データ・個別データの解析