リスクマネジメント 第2版(精神看護エクスペール)

編集:櫻庭 繁(京都大学)/松下正明(東京大学名誉教授)/萱間真美(聖路加看護大学)
総編集:坂田三允(多摩あおば病院)
B5 並製
232頁 写真・図・表:105点
定価: 3,080円 
在庫: 在庫有り
ISBN: 978-4-521-73158-2

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精神科における医療行為,治療環境,看護行為それぞれにおける医療事故について事例を挙げて紹介し,そのリスク要因,対処方法,予防方法などをまとめています.
ハイリスク感染症については,病状や診断方法,治療,感染対策をまとめ,院内感染における精神科特有の問題や看護師の役割,針刺し事故防止について解説しています.
精神科において安全な医療を提供するうえで必読の一冊です.

目次

第1章 総論
 1 リスクマネジメントとは (五十嵐 寛)
  医療事故と医療紛争
  ヒヤリハットからインシデント
  インシデントとアクシデント
  医療事故とリスクマネジメント
  リスクマネジメントからセイフテイマネジメントヘ
 2 リスクマネジャーの役割 (釜 英介)
  医療安全対策の組織とリスクマネジャー
  専従リスクマネジャーとリスクマネジャー
  インシデント・レポートの作成
  インシデント・レポートの集計と分析
  アクシデントが起きたときの対応
 3 精神科医療における医療事故と法的課題 (角南 譲)
  はじめに
  精神科医療事故と法的諸問題
  精神科医療事故の類型
  医療訴訟の動向
  医療事故に関する訴訟事件と被告の諸態様
  医療ADR(alternative dispute resolution)-裁判外紛争解決手続きについて
  診療行為に係る死因究明制度をめぐって
  おわりに

第2章 精神科におけるハイリスク要因と予防
 1 医療行為におけるハイリスク (釜 英介)
  薬剤
  処置
  手術
  点滴
  法的遵守
  資料:「精神保健及び精神障害者福祉に関する法律(精神保健福祉法)第37条第1項の規定に基づき厚生労働大臣が定める基準」
 2 精神科の臨床におけるハイリスク (釜 英介)
  無断離院
  隔離室
  暴力行為
  幻覚・妄想状態
  窒息
  家族
 3 治療環境におけるハイリスク成海悌治 100
  はじめに
  外来通院におけるハイリスク
  入院におけるハイリスク
  デイケアセンター,社会復帰施設など,院外活動に伴うハイリスク
  保護室(隔離室)使用中のハイリスク
  人権擁護の視点での行動制限について
  おわりに
 4 看護行為におけるハイリスク小林美治 112
  はじめに
  転倒・転落と予防対策
  内服薬の誤薬と予防対策
  注射薬の誤注射と予防対策
  患者の誤認と防止対策
  食事に伴うリスクと防止対策
  外出・外泊に伴うリスクと予防対策
  患者-看護師関係にみられるリスクと予防対策
  おわりに

第3章 院内感染
 1 精神科病院における院内感染の特徴-主な疾患とガイドライン (齊藤 博)
  芥癬 (赤城久美子)
  MRSA感染症 (丸山二郎)
  結核 (湯浅和美)
  ウイルス性肝炎 (関根正明)
  食中毒 (関根正明)
  インフルエンザ (湯浅和美)
  HIV感染症 (丸山二郎)
  ノロウイルス (齊藤 博)
 2 院内感染に対する看護師の役割とその活動 (松原久子)
  精神科領域における看護師の役割
 3 精神科病院における院内感染対策 (原 俊哉,平野 誠)
  はじめに
  精神科病院における感染症
  精神科病院における院内感染対策上の問題
  精神科病院における院内感染対策
  おわりに
 4 針刺し事故
  はじめに
  針刺し事故対策器材の現状
  針刺し事故防止の対策
  おわりに

第4章 医療安全管理室の機能と役割 (江頭紀子)
 医療安全管理室の役割
 医療事故およびインシデントの収集・調査・分析
 医療事故防止対策の立案と周知
 医療事故にかかわる病院内の巡視・点検・評価
 医療安全管理者の連絡調整
 医療事故防止のために

索引