慢性化防止の治療的働きかけ(新世紀の精神科治療)

編集:岡崎祐士(三重大学)/武田雅俊(大阪大学大学院)
B5判 函入上製
340頁
定価: 26,400円 
在庫: 在庫なし
ISBN: 4-521-68091-7

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一般に、内科系、外科系疾患の症状が日単位で変化するのに対し、精神科の場合はその症状変化は週単位で推移するといわれ、慢性化が重要な課題となっている。
本書では、この「精神疾患と時間軸」というべきテーマを、生物学的、心理学的、社会学的に解明し、慢性化を防ぐ治療的手段を様々な角度から提示している。

目次

■精神疾患の慢性化は必然か
 1.精神疾患と身体疾患の時間軸
 2.薬物療法の効果が現れるまでに必要な時間と条件
 3.統合失調症の慢性化防止のための予備的治療論−精神病理学の見地から
 4.生活療法の効果発現に要する時間と条件

■精神疾患を慢性化させる要因はなにか
 1.精神疾患の慢性化をもたらす診断の遅れ・治療開始時期
 2.不適切な薬物選択および副作用
 3.不適切な心理社会療法
 4.人格要因
 5.慢性化をもたらす家族要因は何か
 6.学校・職場・地域の無理解

■慢性化させない治療的働きかけとは
 1.精神疾患発症のリスクを軽減するコミュニティ形成
 2.精神疾患発症のリスクを軽減する家族とは
 3.精神疾患患者の早期受診を促進する精神保健システム
 4.精神疾患発症の前駆症状と働きかけ
 5.精神病未治療期間(DUP)の短縮と転帰の改善
 6.精神疾患の慢性化防止のための薬物療法ガイドライン
 7.統合失調症の再発予測と再発防止
 8.精神疾患再発防止のための向精神薬による治療
 9.精神疾患再発防止のための家族への働きかけ
 10.外来治療と入院治療を含む標準的な治療のための基本条件
 11.精神疾患慢性化防止のための社会復帰施設