物理的生命科学論

吉岡 亨(早稲田大学)著
A5判 並製
256頁
定価: 2,200円 
在庫: 在庫なし
ISBN: 4-521-67551-4

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Molecular Medicineの連載記事24回分と時事通信社シンガポール支局ホームページで発表したエッセイ10篇をまとめたもの.未解決な生命科学の諸問題を物理的な視点(生命現象をブラックボックスとみなさず,各要素の集合体として理解しようとする)でとらえ直し,解決に向けてブレイクスルーをしそうなポイントを提案する.著者ならではの独特の視点が興味深い.

目次

第1部 生命科学の物理的基礎
 1.水とイオンの生命科学
 2.細胞内pHがコンスタントである意義
 3.細胞内Ca2+レベルの振動は何をもたらすか?
 4.麻酔薬の作用  5.膜融合とエンドサイトーシス
 6.膜融合とエキソサイトーシス
 7.制御理論的にみたニューロンの応答
第2部 生命とリズム
 8.TRPチャネルとリズム形成
 9.リズムをつくるフィールドポテンシャルのシンクロナイゼーション(同期化)
 10.ニューロンとグリアの相互作用でつくる脳のリズム
 11.不安定かつ不規則な生命現象から規則性(リズム)を抽出する方法
 12.目で追うリズムとゆらぎ
 13.究極の空間リズム−らせん構造
第3部 感覚のトランスダクション機構
 14.感覚ニューロンにおけるA/D変換
 15.痛みとは?熱とは?辛みとは?痛みシグナル発生機構
 16.内耳有毛細胞のエレクトレットマイクロフォンモデル
 17.網膜と脊椎の奇妙な関係(その1)
 18.網膜と脊椎の奇妙な関係(その2)
 19.視細胞変性のメカニズムを考える
 20.偶発的な原因による神経細胞死
 21.ミクログリアの二律背反性
 22.パーコレーション科学で解くミトコンドリアクラスターの形成
第4部 対談集
第5部 エッセイ〈サイエンティストが見たシンガポール〉